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「 これは、とある花の妖精と人間の愛の物語… 」
この星には花の妖精が存在していた。
種を植えた人間の愛に触れると花は美しく咲き誇り、妖精が現れる。
そして命を与えた者を親と呼び、
妖精達は、恩返しをするかのように歌で恩恵を与える。
【 花唄 】
花の妖精は、歌声に特殊な力を宿している。
己の「花言葉」や「花にまつわる言い伝え」を具現化し、親の運命を動かす。
具体的な例を挙げるとすれば
バラの妖精は、永遠の愛を成就させ
カーネーションの妖精は、親子の絆を深くする。
妖精からの恩恵を受けようと、多くの人間は様々な花の種を蒔いた。
だが、彼らは欲望に塗れた親の元だと大きくは育たない。
純粋に愛を注いだ者の元でのみ花開き、親の命が朽ち果てるまで人生を共にする。
※光が椿の種を埋めているシーン(当時17歳)
「椿の花が咲くまで、5年…か。」
「君に会える日が楽しみだよ。えーっと…あぁ、そうだ。」
「名前が必要だよね。うーん…」
「愛に触れて、大きく美しく育つように。君は…」
『 トカール 』
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「トカール!どこに行ったんだー?」
彼の名前は光(ひかる)
椿の花から妖精を呼び出し、名前を付けた親だ。
光が探しているのは、椿の妖精であるトカール。
椿が咲く木の根元で一人佇んでいた。
「いたいた。こんなところで何をしてたんだ?」
「別に。」
「今日は僕が好きな演劇を見に行かないかい?
いろんな世界を旅しているような気持ちになって、きっと楽しいよ!」
「……興味ない。一人で行っておいでよ」
彼女は光に近づこうとはしない。
人間が嫌いなのだろうか、それともただ話したくないだけなのか。
光は日々頭を悩ませていた。
だが、無理に近づこうとはせず。
「帰ろう。今日も冷えるよ」
そう彼女に声をかけ、ついてくるまでただ待ち続ける。
無理やり手を引いたり、怒鳴ったりは一切しない。
それが光の出来る、最大の愛情表現だった。
あれは、光が椿の花を咲かせた日のこと。
「起きて。ねぇ、いつまで眠っているの」
「んん…。まだ夜だよ…。って、えぇ!?誰の声!?」
「うるさい、暑苦しい、近づかないで。本当にこれが私の親?」
「き、君は……もしかして、トカール?」
妖精はコクリと頷いた。
光は5年という年月をかけ、トカールを目覚めさせたのだ。
「僕の想い、受け取ってくれたんだね。ありがとう!
あぁ、自己紹介がまだだったね。僕は…」
「光、でしょ。知ってるから、それ以上近づかないで」
「え、どうして?」
「どうしても」
トカールは触れることを拒み、目も合わせない。
「私のことは生かすも殺すも貴方次第よ。
気に入らないなら今ここで捨ててもらったって構わない。」
「でも生かすのであれば金輪際、私に近づかないでちょうだい。」
「私は椿のそばから動かないから、力が必要であれば使って。それじゃ」
「ちょっと待って!君を道具として使いたくて呼んだんじゃない!
僕の願いはただ1つ…。」
トカール、僕のすぐ隣で、生きてはくれないだろうか」
その日から、光はトカールへ毎日、一生懸命話しかけた。
春も、夏も、秋も冬もトカールが居る木のそばで
その日の出来事や、自身が抱いている感情、様々な言葉を彼女へ届けた。
多くの愛を注ぎ続けたためか心の距離も近づいてゆき、
今では隣に座って歌を歌うくらい気を許していた。
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『 ①トカールの花唄 / 0:45 』※事前収録
veli tu luomen
ヴェリ トゥ ルォメン
( 暖かさ 中に 光 )
yu ware luomen
ユ ワレ ルォメン
( 私 もらう 光 )
tzes lienal mechi daz nueticonal
ツェス リエナル メチ ダズ ニューティコナル
( これ 続く 願う 永遠に )
veli tu luomen
ヴェリ トゥ ルォメン
( 暖かさ 中に 光 )
mi vige luomen
ミ ヴィゲ ルォメン
( あなた くれた 光 )
tzes lienal mechi daz nueticonal
ツェス リエナル メチ ダズ ニューティコナル
( これ 続く 願う 永遠に )
fevine yu tasra gech mesodya
フェヴィネ ユ タスラ ジェチ メソヂア
( 〜としても 私 星 変わる いつか )
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「その歌は…?」
「花唄。花の妖精のみが使える魔法のようなものよ」
「妖精が親へ自身の恩恵を与える時にのみ歌う、と言われているわ」
「確か、花言葉が関係しているんだったよね。
トカールは僕にどんな運命を運んでくれるんだい?」
「言いたくない。赤い椿の花言葉は恩恵としては弱いの。
効いているのかもわからないから…。知りたきゃ自分で調べてみるのね。」
彼女は再び歌い始める。
冷たく突き放すような言葉とは裏腹に
光は初めて聴くトカールの歌声に《 ぬくもり 》を感じた。
小声で控えめな声だが、1音もこぼさずに受け止める。
「まったく…」
トカールは密かに
光と共にいる《幸せ》を感じ始めるようになった。
トカールが歌い続けて4年が経ったある日
光は突然心臓の病を患い、動くことすら出来なくなってしまった。
「激しい運動などは症状が悪化してしまうため控えるように」と医者は言っていた。
だが、真実は枯れた尾ひれをつけ歩み始める。
『 椿の妖精の花唄を聴き続けたからよ 』
『 椿の花は《 死 》を連想する花だから… 』
トカールは自身の唄が【 呪い 】だと思い込む。
「私のせいで死を招いてしまった」
光は日々弱っていった。
このままでは私が彼を殺してしまう。
大切な光、貴方にはもっと長く生きてほしい。
もっと沢山の景色と出会ってほしい。
そう強く願っていると、トカールは1つの噂が頭をよぎる。
『 星眠り書房(しょぼう) 』
どうやらそこには禁忌の魔術書が置いてあるらしい。
きっと光の病を治す本も置いてあるかもしれないと思い
トカールは強く願った。
『 彼を治す力を、私にお貸しください 』
すると目の前に、扉が現れる。
きっと想いが繋がったのだと彼女は扉を開く。
静かでどこか安心する優しい空気、紙の香りが漂うこの場所は
「本屋…?」
カウンターには「店主不在。本はお好きに持って行ってください。」
と書かれた手紙、そして本の種類がまとめられたリストが同封されていた。
トカールはリストを頼りに「病を治す力」と書かれた本を持ち帰った。
本にはこう書かれていた。
「 治癒力を使うには、本を手にした状態で対象者へ触れなければならない。」
「これを使えば、光も…」
「光、ただいま。起きてる?…わけないか。」
「あのね、不思議な本屋で"病を治す本"をもらってきたの」
「これを使えば貴方を治せるかもしれないんだ」
「光、いっぱい迷惑かけてごめんね、苦しい思いをさせてごめんね」
「光は優しすぎるから『いいよ』って笑って言ってくれるけど
もっと怒っていいんだよ…。何してくれてるんだって。
お前のせいで死にそうなんだぞって…。」
「私は貴方を呪ってしまった、罪の花だから……。」
「ねぇ、光。あのね…私、本当は貴方と…」
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『 ②罰して光 / 2:18 』
幸せになりたかった
これでよかった ごめんね
お幸せに
まるで運命だった
きみと二人で世界だった
幸せになりたかった
これでよかったと思うしか他がない
私、こんなつもりじゃなかった
結末を書き換えられてた…
だから罰して
罰して 罰して 罰して だから罰して
罰して 罰して 罰して だから罰して
出会ってはいけなかった
生きられなくなった
まだ花のつぼみのうちに
焼いてしまえばよかった…
あーあ
願ってもいけなかった
逃げられなくなった
一度、手にしたら
呪いのように遺(のこ)るから
あーあ
どれだけ精神が繋がっていても
波長がどんなに合っていても
運命じゃない 運命じゃない
運命じゃないから運命じゃない
運命じゃない 運命じゃない運命
運命じゃないの
生まれ落ちてごめんね メーデー
離れないでいて
ぎゅっとそばにいて?
でもごめんね メーデー
耐えられないみたい…
生まれ落ちてごめんね メーデー
離れないでいて、訳分かんないよね
大好き
だから罰して
罰して 罰して 罰して だから罰して
罰して 罰して 罰して だから罰して
罰して 罰して 罰して だから罰して
罰して 罰して 罰して だから罰して
どれだけ精神が繋がっていても
波長がどんなに合っていても
運命じゃない 運命じゃない
運命じゃないから運命じゃない
運命じゃない 運命じゃない運命
運命じゃないの
生まれ落ちてごめんね メーデー
離れないでいて
ぎゅっとそばにいて?
でもごめんね メーデー
耐えられないみたい…
生まれ落ちてごめんね メーデー
離れないでいて どうか どうか振り向かないでいて
大好きだった。
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トカールは罪悪感に塗れたその手で、光の頬に優しく触れる。
それに呼応するかのように、
光の顔色はみるみるうちに元気だった頃へと戻っていく。
「……ト、カール?」
「光…!良かった。目を覚まして、本当に…。」
「…温かい。この手、君の…?」
「 (笑) そうだよ。…本当はずっとこうしたかった。出会った時から。
光に触れて、貰った分の愛を返したかった。
でも、私が貴方に触れることは許されることではなかった。」
「だから、わざと冷たくして距離をとろうとしたんだ。
私を愛さないでって…。でも光にそんな意地悪は一切効かなかった」
「 (笑) だって、仕方ないじゃないか。僕は君と共に生きると決めていたんだから。」
…種を蒔く前からね」
「え…?どういうこと?」
「僕の父親は、椿の妖精と共に生きていたんだ」
「とても控えめな性格の子。
でも沢山笑って、大きな存在感を持っていて、凛と咲いている子だった」
「その時初めて、椿の美しさを知ったんだ」
「けれど、その子は父が亡くなったと同時に枯れてしまった」
「10歳だった僕は大切な人を2人も失い、絶望した」
「そんな中ね、遺品整理をしていると《 椿の種 》と
《 育て方が書かれた紙 》を見つけた。そして、種を蒔いた。」
「新たに生まれる椿の妖精と共に生きたいと思ったからね」
「そんな事も知らずに私…。光、ごめんなさい。貴方に沢山酷いことを言った…」
「それに…。共に生きたいと言ってくれたのに、私は…」
その瞬間
トカールの体は優しい光に包まれて、その光が花弁のように剥がれていく。
「トカール…!?」
「光に生きてほしくて…笑ってほしくて《 病を治す本 》の力を借りたの」
「僕の心臓の病を…?」
「そう。貴方が助かればそれでいいって思って…。」
「でも、このままだと私…!光を1人にしちゃう!」
「本当にごめんなさい…。やっぱり私は光を苦しめる呪いの花…」
「トカール!大丈夫だよ。ねぇ、僕の左胸に手を当ててごらん」
「聞こえる?君が救ってくれた命の音。」
「僕と君はここで繋がっている。だから、1人じゃないよ」
「光…。」
「 …やっぱり、椿の恩恵はしっかり受けていたんだ 」
「え?どういうこと?」
「本当の僕は芯が無くて、本気で取り組むことを恐れている人間だった。
でも、そんな僕を変えてくれた。
椿の花言葉は《 控えめな優しさ 》や《 誇り 》
誰かへ愛を伝える勇気や、生きる誇りが芽生えている実感がするんだ」
「光…。」
「貴方は私の恩恵なんかなくても、優しくて、温かい…太陽のような人だよ。」
「でも…私の力が貴方の運命を少しでも明るく彩ることが出来ていたのなら…」
「私は、心から幸せよ。」
柔らかな笑顔を見せるトカールの姿は、徐々に美しく消えてゆく。
そんな彼女へ光は手を伸ばす。
「トカール、僕を愛してくれてありがとう。
そして…僕に愛されてくれて、ありがとう」( ここは少し笑っていると嬉しい )
「 (笑) バカね。」
「それは私の台詞。光、私を愛してくれてありがとう」
「私に、愛を教えてくれてありがとう」
「椿の花を見たら、私を思い出してね」
「愛してる。この先もずっと…。」
「またね」
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『 ③告白 / 2:53 』
綺~麗に伸びてと育(はぐく)んだのに、雨にやられ死んでしまう
求められたとおりに,はかったのに、漏れ出して呪ってしまう
笑えるほど、不器用じゃなくて
器用でもない僕ら傘を求め雨宿るだけ
痛んだ胸も弾んだ息も一つ残らずあなたのせい↑ね↑
幸福だけ願うからこそいつかくる最期
恨んだはずの[花も愛おしい]とそう想うのはあなたのせ↑い↑ね
踏み出すほど痛むとしても歩いていこう
あなたには似合わない何かを抱いて生きている
汚くて臆病だってそんなのとうにわかっている
僕はあのとき何か間違っていたんでしょうか
はじめから外れくじを引いていたんでしょうか
救(たす)けたいだなんて愚かだったんでしょうか
答/え/て/ほ/し/い
こんなにも辛いのなら知らなきゃよかった
いっそ捨てられたのならどんなによかった
それでも僕はあなたに出会えてよかった
懲↓りずにまた縋(すが)ってしまう
痛んだ胸も弾んだ息も一つ残らずあなたのせ↑い↑ね
幸福だけ願うからこそいつかくる最期
恨んだはずの花も愛おしいとそう想うのはあなた↓のせ↑ー↑ね
踏み出すほど痛むとしても歩いていこう
弱(よわ~)くてごめんね
ずるくてごめんね
それでもたま[には]ちょぉ↑っと想い出してね
忘れないでい-て-ね/
想い出してね
別れ道に立ったとわかったのに幸せを願ってしまう
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剥がれた花弁は星屑になって空へと昇っていく。
トカールは姿が消える直前、机の上に置かれた紙が目に入る。
とある歌劇団の公演チラシ。
そこにはキラキラと輝く人間の姿が映っていた。
光は演劇を見るのが好きだと言っていた。
そういえばあの時も、一緒に観に行こうと誘ってくれたな。
トカールの心に残った最後の情景は、光が「好き」を語る時の笑顔だった。
おっとと。
え、これ…皆に聞こえてるの…かな?
初めまして…でもないのか。私はトカール。
私の物語を見て、聴いてくれて、触れてくれて本当にありがとう。
次は「イテル」さんの物語を一緒に観に行こう。
花を踏まないようにね、ほら。足元に気を付けて。
いくよ。
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・星の国についての設定
1:リスナー達が生きる現実世界とは違う異世界である。
2:魔法のような超常的な技術・現象は存在している。
3:重大な罪を犯すと星にされてしまう。
《 古椿姫メル枠の禁忌 》 - 触れる
人間が花(妖精)に触れることは許されても
花が人間に触れてしまうことは禁忌とする。
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【 登場人物 】
名前:トカール
花(椿)の妖精、物語の主人公。
椿の花言葉:「控えめな優しさ」「誇り」「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」
▼名前の由来
意味①:スペイン語で「触る」
意味②:名前の時点で《 禁忌 》に触れている(伏線をはりたい)
意味③:古椿姫も「椿姫」→「罪を犯す女」という意味なので
今回生み出した登場人物も、名前に罪(禁忌)を背負ってほしい
名前:光(ひかる) CV:一圭
トカールの生みの親。
種を埋めた時:17歳 / 物語の始め:23歳 / 4年後:27歳へ成長
▼花の精霊に会いたかった理由
今は亡き父のそばには『椿の精霊』がいた。
その子は自分にも沢山笑いかけてくれた優しい精霊。
だが精霊は父が死ぬと共に朽ちていった(当時10歳)
1人になった光は父の遺品を見ていると「椿の種」と「育て方が書かれた紙」を発見
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IF世界線_台本
▼書きながら聴いた曲メモ(個人用)
▼使用BGM
妖精の応援歌 @ フリーBGM DOVA-SYNDROME OFFICIAL YouTube CHANNEL
・兄として妹を大事する鈍感兄 / 思春期のようなツンツンを出しつつも兄が好きな妹
「あとはこれだけ…」
「あ、やっぱりまだ残ってた」
「光?どうして1年の教室にいるの」
「朝に「今日は日直」って言ってただろ?」
「トカールのことだから色んな仕事任されて残ってるかなと思ってね」
「はぁ…。そうよ。今、日誌書いてるから邪魔しないで」
「わかった。じゃあ、ココで待ってるね」
「なんで正面に座るのよ」
「んー?見たいから。それに、こうしてるとさ」
「同じ学年になったみたいでワクワクしない?」
「…しない。」
「えー!」
「うるさい。座っててもいいから書き終わるまで大人しくしてて」
「はーい。」
( 間 )
「んー!」※体を伸ばしている
「お、書き終わったね。おつかれさま」
「うん。じゃあ私、コレ提出して帰るから」
「え!?せっかくなら一緒に帰ろうよ!」
「いやよ」
「どうして!」
「どうしても」
「理由になってない!最近タイミング合わなくてトカールと全然話せてない!」
「僕、寂しいよ…。トカールは寂しくないの?」
「私は………べつに。」
「そっか…」
( シュンとし続ける光 / 申し訳ない気持ちと戦うトカールの図 )
「………いいよ」
「え?何か言った?」
「一緒に帰ってあげても、いいよ」
「ほんとう!?」
「ちょっと!声大きい、恥ずかしいからやめて」
「だって…」
「言い訳はいいから!ほら、早くいくよ」
「うん、そうだね。あ、じゃあ…ほら、手」
「は…?高校生にもなって…て、手繋いで帰るとか!出来るわけないでしょ!?」
「えー…。昔はトカールから繋いでくれたのになぁ。」
「『お兄ちゃん!お兄ちゃん!』ってず~っと後ろを付いてきてさ」
「ちょ、ちょっと!そんな事言ったことないし!嘘つかないでよ」
「嘘じゃないよ?小さい頃は素直で僕にベッタリで…」
「あー!ごめんなさいね!今は可愛げなんて一切なくて」
「(笑)確かに、中学に入った時くらいから少しだけ言葉が強くなったけど
可愛げがないなんて、まったく思ってないよ?」
「トカールは何十年、何百年経っても僕だけの可愛い妹だよ」
「…!あ…っそう。」※1人で帰ろうとする
「トカール!どこ行くんだ!?」※本編の「トカール!どこに行ったんだー?」と合わせたセリフ
「…帰るの。」
「1人で…?」
「はぁ…。ん。」※手を差し出している
「え?」
「手、繋いで帰るんでしょ。ほら、はやく」
「(笑)うん!」
